みんなの不思議に思うこと

みんなが不思議に思っている事を載せていくブログ

冤罪はいかにして生まれるか

人間の記憶ってホントに当てになりませんね。例えば昨日の夜何を食べたかを覚えていなかったり、毎日のように通って目にしているはずのお店がなくなった途端、そこに以前何の店があったのかを忘れたりといったことはよくあります。

 

私などまだ物忘れをする年齢ではなく、自分の記憶には自信があるほうなのにそれでもほんの少し前のことが記憶にないなんてことがあります。

そう言えばテレビで以前こんな実験をやっていました。被験者の記憶を探る実験で、まず特徴のある一人の人を見せます。そのしばらく後に先ほどの人がどんな人だったかを思い出してもらうという実験です。

 

私が見たものでは特徴的な髭を生やしていたり、真っ赤な帽子を被っていたりなど、どこか一箇所特徴のあるものにしておくと、それ以外のことは覚えていない人がほとんどでした。被験者の中には老人を若者と記憶している人や背の高い人を低いと記憶している人がいて、そこまで記憶があやふやになるのかと私自身驚いたものです。


この実験は事件が起こったときの目撃談がいかに当てにならないかを試したものだったのですが、確かにこの実験どおりなら目撃者や目撃談などは当てになりそうにありません。こうして冤罪が生まれていくのかもしれないと空恐ろしくなった私でした。