みんなの不思議に思うこと

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ハーモニカでワープした不思議な体験

小学校三年生のころのお話です。当時、音楽の授業でなぜかリコーダーではなくハーモニカを習っていました。

ハーモニカといえば音の出し方が笛とは違って、吹いたり吸ったりと息の使い方からして違うんですよね。


それが小学三年のわたし(肺活量があまりない)にはとても苦しくて、吐いて吸って…とやって演奏が波に乗ってくる頃には(おそらく)ひどい酸欠状態になってくるような感覚に襲われていました。


そして、クラクラと気が遠くなりそうなくらいのレベルに達するとなぜか授業を受けているはずの音楽室の風景から、自宅の居間の畳の上に伏せている自分に切り替わるんです。


それは一回だけのことではありませんでした。

 

音楽でハーモニカを吹いている時だけなんですが、いわゆる「息が苦しい」状態になるとまるで「ワープ」するかのように景色が自宅の居間に変わり、音も聞こえなければまわりに誰もいないんです。


ハーモニカの授業が嫌いだったわけでもなく、音楽の授業は大好きでした。むしろ覚えたハーモニカをノリノリで吹いていたつもりだったのですが毎回自宅の居間に飛んで?ってしまうみたいなんです。


そして決まって「キ~ンコ~ンカ~ンコ~ン」という授業終了のチャイムに打ち消されるようにハッと我に返り、授業を終えて音楽室から出るという感じでした。

 

とても不思議な体験でしばらくは誰にも言わなかったのですが、ある日友人にそのことを話すと「普通にハーモニカ吹いて座ってたよ」と言われました。今思い出しても不思議でなりません。